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アメリカン・ビューティーのdamayのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.7
題名からアメリカにおける美というかスタンダード的なものに対して問いを投げかけるようなものかと勝手に想像していたけど、「American beauty」は真紅のバラのことらしい。

家庭崩壊の過程というよりは、もともと機能不全に陥っていた家族がアンジェラやリッキー、バディという刺激によって張り合いを得て、家族とぶつかれるようになったようにも受け取れた。
そのぶつかりによって家族仲が良くなった訳ではないけど、最後のシーンのレスターをキャロラインが見ていたらひょっとしたら違う結末になってたんじゃないかなあとも思う。

レスターの結末もいわゆる勘違いで、完全に彼の自業自得とは言い切れないから、人生ってどこで崩れるか分かんないなあと。
あと、人が頑張る動機って結構単純だよなあ、それが人間だよなあと。
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