このレビューはネタバレを含みます
すごい面白かったし、すごい好き!
なんだけど、最後の台詞を聞いて
この映画を好きだと思うことって淋しいことなのかもしれないと気づいて複雑な気持ちになりながらこれを書いている。
うまく言えないんだけど、全然良さがわからない人が羨ましいっていう不思議な気持ち。
本当のところは
俺がワルだからだ
だが変わろうと思う
これを最後に
足を洗ってカタギの暮らしをする
楽しみだ
あんたと同じ人生だ
出世 家族 大型テレビ
洗濯機 車
CDプレイヤー
健康 低コレステロール
住宅ローン マイ・ホーム おしゃれ
スーツとベスト 日曜大工 クイズ番組 (字幕にカットされてるけどジャンクフードと子供も)
公園の散歩 会社 ゴルフ 洗車
家族でクリスマス 年金 税金控除
平穏に暮らす
寿命を勘定して
きっとかっこいいと思うのは自分が主人公たちと真逆の生活を送っているから
前の不合法な生活が楽しそうすぎて、この最後の台詞とか全然楽しみそうに思えない
なんか村上龍が好きなのって、平穏で平凡な自分に違う世界を見せてくれるからだと思うけど、この映画も同じな気がする。普段社会と人生に反抗心を持ってるけど、なすすべない自分が、合法でその瞬間だけ主人公の人生に成り変われるみたいな
追記)
わぁ〜でも他の方のレビュー見ながら、レントンたちの人生だってたかが人生なのかも。と思ったりした。平凡な人生だって幸せだし最高だ