【お山のボギー🌋】
ボギーとアイダ・ルピノの二人組が各地を逃亡するまさしく「地獄の逃避行」を描いたサスペンス・アクション巨編。
脚本はジョン・ヒューストンとW.R.バーネット。(私の大好きな『アスファルト・ジャングル』の名コンビ!🤤)
のちにウォルシュ監督が『死の谷』(こちらは主演ジョエル・マクリー)としてセルフ・リメイク迄された、犯罪者カップルによる逃亡劇の見本みたいな作品である。
黄金期ハリウッド映画らしい手堅い作りに「これこそ映画だよな〜😌」といった感銘を受けてしまう。カーチェイスの場面はさすがにラオール・ウォルシュ監督だけあって大迫力かつ豪快そのもの。
この頃のワーナーブラザースらしい泥臭い&男臭いピカレスク・ロマンといった趣きで、全編に渡りキレの良いアクション満載で見応えタップリの作品。アメリカ映画らしい壮大な映像世界を満喫できる。
破滅へと向かっていく男女の逃避行…痺れる。脚本を担当したジョン・ヒューストンらしい衒学趣味が其処彼処に出ている。