阿賀に生きるを配信している動画配信サービス

『阿賀に生きる』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

阿賀に生きる
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

阿賀に生きるが配信されているサービス一覧

『阿賀に生きる』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに『阿賀に生きる』を上映している映画館が見つかりました。
上映館(2館)
U-NEXTに入会して対象映画館のチケットをお得に入手する方法

U-NEXTに入会すると上映作品を映画館でお得に観れます。
TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど多くの映画館が対象になっています。

  • 無料トライアル登録特典
    31日間無料の初回登録で600ポイントがもらえます。
  • 映画チケット引き換えクーポン
    1枚1,500ポイントで映画チケットを発行できます。無料登録後に900ポイントを追加すれば、実質900円で映画を観ることができます。
  • 月額プラン会員特典
    次月以降は毎月1,200ポイントがもらえ、300ポイント追加で毎月1本映画を観ることができます。

阿賀に生きるが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

阿賀に生きるの作品紹介

阿賀に生きるのあらすじ

新潟県を流れる阿賀野川。新潟水俣病の舞台ともなった川。川筋に住む人びとは愛情を込めて「阿賀」と呼ぶ。七人のスタッフがその川筋に住み込み、そこに住む人びとを三年間にわたって撮影した。 阿賀に暮らす人と風土をまるごとフィルムに収めた⻑編デビュー作。

阿賀に生きるの監督

原題
Living on the River Agano
製作年
1992年
製作国
日本
上映時間
115分
ジャンル
ドキュメンタリー

『阿賀に生きる』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

4.2
死に行く企業城下町とムラ社会の中で生き続け甦る人々の営み。脳が破壊され手足の感覚が消滅していく病とは対照的に、この地に産まれ川と共に生きて来た人々の手の中には伝統と技術が生き続ける。水は田畑を潤し米はつかれ餅へと姿を変え人々に分配される。木は切り出され舟へと姿を変え水に浮かび魚が捕られる。川はこの地の生活全ての源であり、川の死はその地に生きる人々の死そのものを意味する。この映画は闘争の映画では無い、だが多数の上流の幸福を満たす為に少数の下流の人間が毒を喰らわねばならぬと、30年前に『パラサイト』と同じ視点に根差した作品があった事を日本人は忘れるべきでは無いと思う。徹底的に手の映画、だからその指は曲がり、ペヤングは指先で摘まれる。毒の垂れ流しが終われば自然はやがて自らの力で元の姿を取り戻していく、かつて人間は自然の一部であった、彼らの死と共にこの悲劇は終わる。社会の窓は開きっぱなし、この国からいつの間に姿をくらました幸福は、今日も行方知れずである。佐藤真が存命であれば、きっと今の福島に目を向けただろうと思わずにはいられなかった。
新潟県阿賀野川流域。
川に寄り添い、身を寄せ合いながら生きる人々を捉えた、ドキュメンタリー作品である。
佐藤真。

本作は全国の有志による、寄付のみで撮られた作品である。
また、撮影スタッフが三年もの間、阿賀野川上流域で共同生活を送りながら、現地の方々の「普通の暮らしぶり」をフィルムへ収めたと云う点に留意されたい。
人々が形式的な、しゃちほこばったカメラ向きの顔では無く、時には厳しくも柔和で、活き活きと日々を生きる様が見事に撮影されている。

阿賀野川と言えば、新潟水俣病を忘れる訳には行かぬであろう。
本作でも其れは大きな要素として事の経緯、経過(撮影時点での)が収められてはいるが、飽くまで要素であり、作品の主は何と言っても「阿賀の人々の生き方」であろうかと思われる。
115分の間、我々は撮影スタッフを通し、阿賀の人々と日々の暮らしを共にする。
其処には笑い、歌、過酷な農作業、舟作りや鈎釣りと云った、自然と向き合う暮らし振り、そして何より夫婦にせよ仲間にせよ、睦まじく充足した生き方が在る。

本作に撮られる人々は、平均年齢は恐らく70代後半、凡そ歳を召された方々である。
腰も曲がり、満足に歩けない様子も多く映される。
けれど其の顔からは、例え大病を得ようとも川に頼り、寄り添い、川と共に生きて来た者の誇りと満足感が見て取れる。
また、岩場の雪陰が白映えて、白と紺色に彩られた情景は、特筆に値する。

本作の人々は皆、とても良い笑顔をしておいでである。
日々を忙しなく、死んだ魚の様な目をして送る人々に、是非鑑賞されたい作品である。
mi

miの感想・評価

4.5
3年住んで撮ったからこそ映される世界。これが本当の「密着」ドキュメント。
水俣病患者が絶対的に苦しんでる、被害者だ!ということだけではない、丁寧な日常の切り取りの連続。
老いを感じそして受け入れながらも、日々を生きていく人間の姿に感動。
舟づくりのくだりと鮭釣りのくだりが最高。
特に舟づくりに対しては、取材者の存在が自然とそうさせたのではと感じずにはいられない。
祝いの場でべろべろに酔っ払いながらも笑顔の遠藤さんが印象的。
枕元のあんぱん、食卓に鎮座するペヤング、全開のチャックなどは取材者たちの存在を違和感とせず受け入れられている証拠。
ラストのカメラ目線が意表つきすぎて、どういう意図なのか測りかねるが、とにかく、ここじつはカメラありましてん。な文脈で捉えるしかない。

『阿賀に生きる』に似ている作品

ニッポン国 vs 泉南石綿村

上映日:

2018年03月10日

製作国:

上映時間:

215分
4.0

あらすじ

大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその親族が、損害賠償を求め、国を訴えた“泉南・アスベスト国賠訴訟”。その8年にわたる闘いの全てを記録したドキュメンタリー。

監督

百年の夢 デジタル・リマスター版

上映日:

2022年12月03日

製作国:

上映時間:

67分
3.8

あらすじ

16年の長きに渡って国外輸出禁止となっていた衝撃の一作 東ヨーロッパ、ポーランドとチェコスロヴァキアの国境からウクライナを経てルーマニアに至るカルパチア山脈の東側、スロヴァキアのファトラ山…

>>続きを読む

港町

上映日:

2018年04月07日

製作国:

上映時間:

122分
3.9

あらすじ

美しく穏やかな内海。小さな海辺の町に漂う、孤独と優しさ。やがて失われてゆくかもしれ ない、豊かな土地の文化や共同体のかたち。そこで暮らす人々。静かに語られる彼らの言葉は、町そのもののモノロ…

>>続きを読む

水俣曼荼羅

上映日:

2021年11月27日

製作国:

上映時間:

372分
4.4

あらすじ

2004年10月15日、最高裁判所、関西訴訟。「国・熊本県の責任を認める」判決が下った。この勝利をきっかけに、原告団と支援者たちの裁判闘争はふたたび、熱を帯びる。「末端神経ではない。有機水…

>>続きを読む

監督

川崎競輪

製作国:

上映時間:

41分
3.8

あらすじ

競輪を楽しむために、立飲み屋に集う人々を映し出したドキュメンタリー 川崎競輪場に近い酒店は、立飲み屋も兼ねている。古くからこの町で働き、競輪を楽しむ高齢者たち。これは、競輪の映画ではない。…

>>続きを読む

風の波紋

上映日:

2016年03月19日

製作国:

上映時間:

99分
3.7

あらすじ

舞台は越後妻有(えちごつまり)の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、…

>>続きを読む

監督

世界でいちばん美しい村

上映日:

2017年03月25日

製作国:

上映時間:

108分
3.6

あらすじ

2015年4月、約9000人の犠牲者を出したネパール大地震。写真家・石川梵は震災直後、ジャーナリストとして初めて現地へ入り、ヒマラヤ奥地の震源地・ラプラック村にたどり着いた。壊滅した村で石…

>>続きを読む

監督

関連記事

5月は最高の野外フェス日和!食やロケーションも楽しめるおすすめ映画イベントまとめ