エリック・ロメールの遺作、以前録画したものを久々に見たらこんなに素晴らしかったかと感動した。
全体として素朴な古典劇という印象ながら、自然やその中の人々が映える画面は実に美しく、晩年のオリヴェイラ…
驚異的な映画。セラドンが自殺を図るまでの簡素なショットの連鎖や運動観が素晴らしい。窃視、布が擦れる音、キスをしようと迫る様子など尽くスリリング。ラストは間抜けだけれども、抱き合ってから真相に気付くっ…
>>続きを読む2016/06/17
@アンスティチュ・フランセ東京。ニンフに囚われた(?)時には『白い肌の異常な夜』的展開をも期待したが、それに負けず劣らず、かつ違った倒錯性で魅せる純愛艶笑喜劇。
同じ衣装劇でも…
ディエゲーシス的な運動と最小限しか映さないカメラが合致してた 庭みたいなとこでフレームに入ったり出たりする人の動きが好きだった 時代考証の無視はストローブ=ユイレ『アンティゴネ』観たあとだとなんとも…
>>続きを読むアンスティチュフランセ東京で鑑賞。
エリック・ロメールが最後まで輝きに満ちて瑞々しい映画を撮り続けていたことに感動した。
時代ものではあるけど交わす会話は愛について、風にそよぐ草木は陽光を浴びて緑に…
5世紀のフランスに生きた人々は、当然のことながら現代フランス語で書かれた文を読むことができない。ロケットペンダントを首からぶら提げている筈もないし、ましてその中に恋人が映っているカラー写真が収められ…
>>続きを読む