「昼顔」に続きルイス・ブニュエル監督×カトリーヌ・ドヌーヴ主演映画の鑑賞。
う~む…
唸ってしまうほどの名作ですねこれは。
純粋な少女であるトリスターナは親を亡くし、貴族の老人であるドン・ロペに…
最初は
くそジジイ!ファック!
と思っていたのに、
ドヌーヴと関係を持ったあとから、ドヌーヴの態度が変わって
少女から口が悪い(笑)女性になってしまって
だんだんジジイが哀れになりました
変態だけど…
もー、ブニュエル先生ったら脚フェチなんだからー
ただ松葉杖で歩いてるシーンがなんであんなに悍ましく映るのか。
音も構図も照明も完璧な上に、作り手や登場人物の嗜好が見えるからなんかすごい見ちゃいけない…
欲望のあいまいな対象でもそうだったけど、老貴族と若い女の組み合わせってなんでこうも変態チックに見えるのか、、
近親相姦的だからなのか、はたまたビジネス的だからなのか。
終盤、トリスターナの演奏する…
昼顔に続くブニュエル&カトリーヌ・ドヌーヴ コンビの作品。
富豪ロペに引き取られたトリスターナが、無垢な少女から変貌していく様を描いたもの。
帽子で遊ぶような少女だったトリスターナが性悪になって…
母を亡くした孤児の女性が、独身老人の叔父から倒錯した愛情を注がれてしまう。ルイス・ブニュエルの人生観と恋愛観が全編に彩られている、ヒューマン・ドラマ。
主人公女性の後見人となる老人は、無神論者の厭…
「トリスターナが哀しむ」映画ではなく、自由を得られず感情や人間らしさを失った「トリスターナが哀しい」映画。
少女だったトリスカーナは両親の死で好色の叔父に引き取られ養女になるも、娘ではなく女として見…
カトリーヌ・ドヌーヴ主演。共演にフェルナンド・レイ。
これだけで豪華だが内容もブニュエル節が満載だった。
後期のシュルレアリスム三部作程の不条理満載ではないけれど、時折無意味とも取れるシーンが介在す…