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『悟り』とは何か?『悟り』の域に、達したのは、『宮本武蔵』ではなく、幼馴染みの、『又八』であった。『悟り』とは、大きな目標ではなく、身の回りの、人々の、優しさに触れ、身近な人の、有り難みを、噛み締め…
>>続きを読む1973年製作、監督は加藤泰、脚本に野村芳太郎の名前がある。
武蔵は高橋英樹、小次郎は田宮二郎、お通は松坂慶子、沢庵和尚は笠智衆、又八はフランキー堺、朱美が倍賞美津子という布陣。
前編の山場は一乗寺…
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松竹による高橋英樹版の宮本武蔵。東宝の三船3部作、東映の錦之介5部作に比べるとどうしても作品として弱くはなっちゃうな。(大映の知恵蔵版は未見)
単純に高橋英樹のキャラが弱い。後発故に、威厳のある三…
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現代の価値観では推し量れない情動によって各人物が突き動かされて映画が進んでいくため、共感とか理解の前に画面の激しさに無理矢理引っ張られていく感じ。強烈。眉無しお歯黒ババアが面白すぎて出てくる場面全部…
>>続きを読む本位田のオババ怖すぎ! 何もしなくとも、不遜な態度と野心が溢れ出る田宮二郎の佐々木小次郎は必見。 しかしフランキー堺の又八役は無理があるぞ!
本作の年齢設定は凄い!フランキー堺が又八役で、任田順好…