Toineの感想文

華麗なる殺人のToineの感想文のレビュー・感想・評価

華麗なる殺人(1965年製作の映画)
4.3
【ポップで未来志向なデスゲーム】
個人的に爆笑ポイントが沢山あり当たり作品です。
やっぱりイタリア人のセンスは間違いない(偏見)

冒頭で説明された趣旨でパージシリーズが頭に浮かびました。
犯罪を抑止するための法律というのがまんまパージでしたわ。
少しルールが違いますが。

ホルスタイン柄のワンピースを着た美女が逃げ込んだお店の名前が"マゾッホ・クラブ"で映画開始早々笑う。
店内では水着の仮面美女(たぶん女王様)からビンタされる男性客たち(たぶんマゾ)で更に笑ったw
からの仮面美女のおっぱいから銃弾発射ww
ここでオースティン・パワーズもフラッシュバックした。
おっぱいで銃撃する演出ってオースティン・パワーズが元ネタでは無かった事を知り大変勉強になりました。
凶器のおっぱい。素晴らしいと思います。

他にも面白すぎる奇抜な56し方が突然カットインするので吹いた🤣🤣
そしてキャストの衣装が未来的でお洒落。
ついでに家具などのプロダクトもお洒落。
マルチェロさんの自宅の瞬きする壁紙?みたいなのとかペットのロボ犬とか舞台美術も謎で楽しい!

後半は男女のお決まりの展開かあ…と冷静な気持ちで鑑賞しておりましたがラストカットを観て最後まで騙し合いだったのねと解釈いたしました。
したたかで残酷な美女に高まる心。
しかもドロドロしてなくて軽快。
超絶好み。良作だと思います。