これがゴールデングローブ賞外国語映画賞かぁ。
太陽族ってろくでもないね。
なんでもかんでも親や他人や社会のせいにして現実からも己からも逃げている。
貧乏でも裕福でも真っ直ぐ育つ者は真っ直ぐ育つだろ…
メソメソジメジメ系木下恵介はホント苦手。弟子の吉田喜重が『ろくでなし』で乾ききった不良青年を描きたくなる気持ちもわかる。
ただ、いろいろと面白いところはあった。不良仲間たちが部屋でフィルム上映をして…
恵介監督が太陽族?と意外だったけど、慎太郎ぽさは皆無。というか恵介監督からのアンサー?イイ両親のある金持ちの石浜朗と貧乏で捻くれた嘉葎雄。辛い思い出の薔薇の造花の内職で家計を支える母の沢村貞子。せっ…
>>続きを読む太陽族関連2本目。
本作『太陽とバラ』はアンチ太陽族映画だ、
まずはあらすじから
ーーーあらすじーーー
■海岸で小銭の盗みを働く不良たち、その中に秋山清(中村嘉津雄)もいた。
清の家は父がおらず母…
木下恵介監督作品は、当たり外れが大きい気がする。
清(中村賀津雄)という息子は、母親(沢村貞子)に反抗ばかりしている。
腕に「バラの刺青」まで入れてしまう有り様。
「バラ」は、母親の内職で作ってい…
【第14回ゴールデングローブ賞 外国映画賞受賞】
木下恵介監督が当時流行していた「太陽族」へのアンチテーゼとして製作した作品。「太陽族」とかカッコよさげに言ってるけど実際はこんなもんだ、という批判的…
太陽族の描写は鈍臭く、母親が口を開けば説教臭く、主人公を取り巻く環境は辛気臭い。あまりの客観のなさに、木下はよほど太陽族への憎悪が強かったのか??とさえ思える。
でもマザコン映画としてはちょっと面…