ベン・スティラーの監督デビュー作。
大学を卒業した"ジェネレーションX"世代の若者達が、厳しい現実の中でもがき苦しむ。
"All we need a couples of smokes and a cup of coffee in a little bit of conversation. You and me and 5 bucks."
リアリティ・バイツな話かと思いきや、軽〜い青春恋愛モノに落ち着いた。観客の目を気にしないドキュメンタリー作品を撮りたがっていた主人公のストーリーが、とてもテレビ的なラストを迎えてしまうという皮肉。思わず笑ってしまった。
「BMWは卒業祝いで貰えるし、これから何を目的に生きていけばいいか分からない。」という冒頭の卒業スピーチに対する何かしらの回答があればなあ。ジェネレーションXに関するもっと奥深い作品になりえたのに。
ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ベン・スティラーみんな若いね〜。
"Can you define 'irony' ?"
"It's when the actual meaning is the complete opposite from the literal meaning."
ジェネレーションX。"皮肉"という鎧を纏い、ポップ・カルチャーを通して、社会に接する。親世代、60年代カウンターカルチャーへの反抗。
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