白夜に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「白夜」に投稿された感想・評価

324

324の感想・評価

4.4
虚構らしく美しく構築された世界で引き立つ敗北の哀愁。意味が逆転する降雪。敗者の弁すら聞いてもらえず。佇みと視線。視線の先の対象と空間。時空間越えるパン。街角、ネオン、川、橋、小舟、セットえぐい。
碧

碧の感想・評価

4.1

20代の頃、映画好きな友人に勧められて見て、モノクロだけどロマンチック、マリア・シェルがきれいで可愛いらしい。相手役はもっと若い男性にすればいいのにと思った。

10年くらい前、子育てが一段落して名…

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国民性が出すぎ、何でこんなに騒がしくなっちゃうんだ。原作の若者に寄せられないのを完全に割り切ってるマストロヤンニの胡散臭さが素晴らしい。変な踊りを極めたお兄さんを未知の動物を見る目で見てるところがよ…

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男女の機微を描いた映画。
上品で気品ある作品に仕上がっています。
ヴィスコンティ監督の美学炸裂。

 ロシアの文豪ドストエフスキーの短編をルキノヴィスコンティが映画化。

 イタリアの港町で放浪していた男、ある晩ある橋で泣いている女性をチンピラから助けたことで2人は仲良くなるが、その女性は契りを交…

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yoko45

yoko45の感想・評価

4.3

 イタリアの港町。夜、店と街灯の明かりが道を照らす。家路につく人、まだ一日を終えられない気分の人。
 いなくなった男を待ち続けるナタリア、そのナタリアに振り向いてほしいマリオ。
 流した涙と託した手…

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完全なる敗北に打ちひしがれ、犬にまで同情される男マストロヤンニの暗い背中にどこか身に覚えのある寂寥を重ねる。あの束の間の夢、ぎこちない幸福に包まれたダンスは今を生きる孤独への過程だったか。

これドフトエフスキー原作なのか!原作読みたい。
なんと切なく美しい物語なのだ。ヴィスコンティすごい、素敵。ラスト号泣った。映像もいちいち美しかったんですけど、セットでの撮影だよねきっと。。。どっちで…

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qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.4

5
based the novel
《Белые ночи》(1848)
by Достое́вский(1821-81)
music by
Nino Rota
Rossini
《Il barbie…

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TnT

TnTの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

 この作品に昼は来ない。イタリアの建造物は夜闇に鎮み、迷宮のような佇まいを見せる。そんな今作品はドストエフスキー原作でヴィスコンティが監督だ。重厚さと気品がこの2人の名前から察せられる。ネオリアリズ…

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