しゅん

死の砂塵のしゅんのレビュー・感想・評価

死の砂塵(1951年製作の映画)
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西部劇とは全て法廷劇である。思わずそう言い切りたくなる、「法」と砂漠の物語。「法」の遵守と人間の感情が相剋する。その二者択一性が、現在の法のあり方を問うかのよう。終わった後に『虎に翼』を思い出した。
キャラバン全員が緊張関係にある馬乗りロードムービーという点では『追跡』を思わせる。カットインモーションの繋ぎと銃撃のサスペンスでジワジワ気を昂らせつつ、最後の馬の間での銃撃戦で一気に終わらせる。

死と隣り合わせのシリアスな状況で突然いちゃつく展開は『北部への追撃』を思わせる。
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