のんchan

革命前夜ののんchanのレビュー・感想・評価

革命前夜(1964年製作の映画)
3.8
デビュー作が私はイマイチだったので、期待しないで観進めたら、これは全然違ってました😮
急に映画らしくなっていて素晴らしかった👏✨
ベルトルッチ監督の故郷パルマが舞台。自伝的作品❗️


1962年、ブルジョア階級の暮らしに反発して共産主義者となった22歳の青年が、美しい叔母と禁断の恋に落ち、自分の未熟さや中途半端なイデオロギーに失望していく青春映画。

女性のファッションやメイクもお洒落で素敵✨
オペラ座の舞台が劇中劇として入り込んでいたり、エンニオ・モリコーネの音楽も雰囲気が合っている🎶
途中は一部カラーが差し込まれるシーンがある。


特典映像がとても魅力的で、監督、スタッフのインタビューがたっぷり聞ける。

⚫︎監督はゴダールを崇高している。真似ではなく何とか自分らしさを出し、過去を乗り越えるための作品だと言っていた。


⚫︎撮影監督ヴィットリオ・ストラーロ(当時23歳)
「研修の場だった。全てを知識として学ぶことができた。映画監督にとっていかにカメラワークが大事かなど分かっていなかった。カメラの動きとリズムの関係がベルナルドの監督スタイル。ただ当時、自分は内気で神経質。ベルナルドが傲慢に感じて気楽に話すことは出来なかった。『暗殺のオペラ』からは2人で話し合いの機会があり、その後長年組んでいるけどね」

⚫︎音楽エンニオ・モリコーネ
パルマの街をイメージし、ネオクラシックという感じ。ハープシコードを使い詩的で美しいアレンジをした。
映画音楽は監督との話し合いで決まる。



まだ手元にベルトルッチ作品3本あります💦少しづつ...
のんchan

のんchan