Saki

ぼくのおばあちゃんのSakiのレビュー・感想・評価

ぼくのおばあちゃん(2008年製作の映画)
3.4
案外最近の映画でびっくりした。
キャスト考えてみたら、納得いくものの…街並みとか、家の作り込みすごい!
というか、今でもそんな景色の残る場所を使ってるんだろうな。

それから、おばあちゃんと孫の演技に圧倒された。
最近のドラマや映画のおばあちゃんって結構若いし、声もハキハキだけど、このおばあちゃんはガチでおばあちゃん。笑
いつ死にそうか分からないヨボヨボ具合とか声とか(失礼)いかにも田舎のおばあちゃんって感じがして好きだった。

私も田舎育ちで、おばあちゃん(おじいちゃん)っ子だったので、主人公の男性と共感できる部分があったりして、思い出しては泣きそうになった。

みんなが遊ぶ放課後にまっすぐ家に帰らないといけなかったり、声が聞こえなくなる姿が見えなくなるくらいまで「ばいばい」言ったり、私もやったなぁ…と思った。

予期しなかったビデオレターに涙が溢れ出してきて、おばあちゃんずるいわーってなる。

もし、身内の誰かが寝たきりになった時には、天井いっぱいにみんなの思い出の写真貼りたいなぁ…
寝たきりにならないのが一番だけど、限りある命ですからね。

子供を持った現在と、自分が子供だった過去を織り交ぜて流れる時間には、家族の暖かさを感じました。
それから、今の自分は幼い頃の自分が相当関与しているなぁということも気づきますよね。

改めて時間とか、家族とか、もっと愛してもっと大切しようと感じることができました。
Saki

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