クルミん子

海の上のピアニストのクルミん子のレビュー・感想・評価

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
3.5
午前10時の映画祭で鑑賞。
映像、音楽、叙情性、どれも美しくて心に残る映画。
嵐の夜にピアノでスイングしながら演奏する場面と、ジャズピアニストとの対決が見どころかな。
ピアニストの初恋はストーカーすれすれで、ちょっと怖かったですが...
ラストは悲しいけれど、船でしか生きたことのない主人公ならではの選択かもしれない。
でもこれは、便利な反面、あまりの情報過多世界の中で何を拠り所に生きたら良いのか迷走している私達現代人への皮肉かなとも思えた。
年々知るべき事は増え、そのなかで何を選択すれば良いのか、現在はまさに魔界ともいえる。
クルミん子

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