すみ

海の上のピアニストのすみのネタバレレビュー・内容・結末

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭で鑑賞。
美しい音楽と映像のなか、ストーリーもおとぎ話のようで2時間夢の中にいるようだった。
とても完成度の高い作品。
できれば映画館で見るのがよい。

舞台は新大陸アメリカとヨーロッパを結び大西洋を横断する豪華客船。主人公はそこで生まれた天才的なピアノの才能をもつ男。
美しい旋律で人々を魅了する。
しかし、アメリカを夢見、希望に満ちあふれてタラップをおりる人々を見送りながらついには一度も船から降りない。
心動かされた女性をおいかけ、一度は船からおりようとはするが…。

生まれた時から限られた狭い世界が自分の世界で、自由で広すぎる世界ではどう生きていけばよいのかわからない。
女性の父親は海を見て小さな世界をすて、再出発を決めたけれど、主人公は逆に囚われたままで。

女性にキスをするシーンが、美しく撮っていたが、冷静に考えるとホラーのような…。映画だからいいけれど…。
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