ドルジ

海の上のピアニストのドルジのレビュー・感想・評価

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
3.8
77点(100点満点中)
〈脚本〉33/45点
全編通して台詞回しが詩的で良かった。物語としては“普通に良い話”の域を出ないかなと感じた。1900の結末が個人的には不満 
〈演出・撮影〉20/25点
『ニュー・シネマ・パラダイス』でも思ったが、ジュゼッペ・トルナトーレ監督は“普通に面白くて良い脚本”を基本は優等生的に上手く撮った上で、「おっ」と思わせる面白いシーンや撮り方を入れて作家性を出すことができる。本作も全編通して観やすく、一方で「ガラス越しにピアノを見つめる」「揺れる船内でピアノに“乗る”」など印象的なシーンがいくつかあった
〈音楽〉10/10 点
1900の奏でる音楽は全て素晴らしく、ジャズピアニストとの対決で披露した曲は、ちゃんと“凄い”ことが伝わる楽曲になっていた。ピアノ以外のBGMも儚くて良いものが多かった。こっそりキスしに行くシーンの、不協和音を活かした曲が1番好き
〈演技・キャスティング〉7/10 点
〈印象〉7/10
万人に勧められる良い映画だと思う
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