このレビューはネタバレを含みます
大西洋上の豪華客船で生まれ育った天才ピアニストの生涯。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督ジュゼッペ・トルナトーレと音楽エンリオ・モリコーネの作品。
生まれた年にちなんで、"ナインティーン・ハンドレッド"と名付けられた主人公。
嵐の夜のピアノ演奏は、ファンタジーで印象的なシーン。
生涯一度も船を降りなかったその理由を友人マックスに語る。そして…。
全編を流れるピアノの音や、少女に一目惚れをするシーン、ラストのマックスを見送る楽器店の店主の姿など、いいなぁと思うシーンも多かった。
ただ、ちょっと期待値を上げ過ぎたかも。彼が語る下船しない理由と船の爆破と共に死ぬという展開の意味をまだ消化できない。