萌える闘魂

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説の萌える闘魂のレビュー・感想・評価

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子役が大活躍するお話である。時にはジャッキー・チェンの様に振る舞い主人公を救ったりもする。そういう意味ではインディ・ジョーンズもこの作品では前作に比較すると全体的に影が薄い。しかも一時的に洗脳され敵側についたりもするという為体。これではヒーロー者としては形無しである。でも許そう。その分子役が輝いているからである。作品としては過去映画「洞窟の女王」「ガンガ・ディン」を彷彿とする秘境活劇物の流れをくんでいる。前作は石球だったが今回は水攻めに逃げ惑ったりして楽しませてくれる。後半に展開される吊り橋でのアクションはCGの無い時代にも関わらず当時の特殊効果を駆使して念入りな絵作りに成功している。オールド・ファンにはイタリアの古典史劇「カビリア」、デミル監督の「サムソンとデリラ」の魔宮というか魔神殿を思い起こす方もいるだろう。個人的にはラング監督の「大いなる神秘」を想起する。