とらじろう

2001年宇宙の旅のとらじろうのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.2
従順、闘争、その先の未来へ、、、
キューブリックの代表作は
我々を新たな進化へと誘なう旅でした


印象的なシーンの数々
そのすべてが、芸術的でさえあります

冒頭で一直線に並ぶ
モノリス、太陽、そして月

猿人が高く放り投げた骨が衛星に進化
背景に流れる「美しく青きドナウ」

漆黒の闇を航行する木星探査船の陰影

宇宙空間で作業に向かう赤い宇宙服のクルー
その静寂と呼吸音、それがもたらす緊張感

木星のモノリスに到達してから
延々と続くカラフルな異次元?のビジュアル

そして、最後に辿り着く白い部屋
すべての時間がそこに同時に存在しているよう


哲学者キューブリック
この作品のテーマも難解ですよね🧐

人類を導く神の存在?
AIとの生存競争?
進化の次の段階?


エンディングで誕生したスターチャイルド
その眼差しの先にある未来を見てみたいですね

執着とか争いごとから解放されるような
そんな未来であってほしいと思うのです😌
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