ここで終わっても(終わったから)良いのでは?
ビクトル・エリセの長編2作目。前作ミツバチから10年後の2作目。。。間長い😅この後の『マルメロの陽光』が1992年で10年ごとの傑作を作る巨匠とか言われたりするのだが、、、撮れない撮らない映画作家なんぞいっぱいいるから、本人からすれば不名誉なんだろうなあ本当は、、、知らんけど🤣
今作は20年前に1回観たっきりで、その時は大分感動した記憶があるのだが久々見直したら、、、やっぱりよかった👍👍👍👍ミツバチよりドラマとしては結構分かりやすい。大人になって見直すとまた感想変わる。自分父親目線だわ
エルスールとは、、、南という意味なのね、今回知った
⚠️ネタバレ進行でございます
🎞️朝 ベッドに寝る娘 下から母の声。。。父が失踪したらしい 起きた娘は父からの振り子を見て涙する~なんという悲しくも美しいはじまり😭
📖スペイン北部に住む娘エストレーリャ。父アグスティンは水脈を見つけるなど不思議な力を持つ。ある時、父のメモからイレーネという母とは別の女性の名前を見つけるのだが。。。というおはなし
ミツバチ同様、若い娘と謎の父親の話。母親っているけど全然地味で話の中心に来ないのね。父と娘の話が好きみたいだ
父アグスティン:オメロ・アントヌッティがいいです。西洋人の禿おやじはなんでこんなかっこいいのか👴🏼
父が好きな娘が、父の昔の恋人?らしいイレーヌが映画女優であることを知るあたりの不安にも探る感じのシーンいいですね
父と娘のダンスシーンがすばらしい。下からのアングル
エリセの時間の経過の描き方が良き。一本道を行って帰ると数年経って成長するところとか
最後、、、悲しい展開になるけど、父親って最後まで謎でわかりにくい人だった、、、あれは娘もそうだけど母がかわいそうだわなあ
この作品娘が南に行くところで終わる、、、これ本当はこの後の南部のシーン続くのに、プロデューサーに強制的にカットされたエリセとしては不本意な作品だったのね。これも今知った。なんも知らんで見てたんだなあ。
ここで終わるのとてもいいんだけどね。父を失って、心機一転としての南行き~希望と不安〜おわり〜いいじゃん😆
多分父の謎すぎるところは、南行ってからわかるはずだったんですかね。でも説明的に長くなりそうだから、このまま謎で終わるのも良い気がしますね🏍️🚢