ジャン・ルノワールの小間使の日記に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「ジャン・ルノワールの小間使の日記」に投稿された感想・評価

ブニュエル版とはだいぶ違う、アメリカ時代のルノワール版。おおらかでゆったりとしていて、それでいて軽やかでもある映像のさなかに下男の存在感を中心として露呈される、陽気な残酷さと純粋な暴力にすっかり感心…

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ルノワールは魔法使いに違いない。陰鬱で醜悪な物語を見事にシンデレラストーリーに改変してしまった。同じ景色も見る人によってこれほど違って見えるんだね。終盤の展開にしても少女強姦惨殺という悲惨な事件を老…

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素晴らしくおもしろい。
庭の花を食べ散らかす大尉はいかにもルノワール的な人物。常軌を逸していてる。
ポーレットゴダードは男という男を魅了する。
ガチョウを殺す(断末魔怖い!)終始陰湿な執事…この男の…

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katoyu

katoyuの感想・評価

4.2

ジャンルノワール監督作品。初鑑賞です。前半の喜劇的なテンポの良い展開と、後半のちょっとダークなサスペンスフルな展開が思わずグッと惹き込まれる作品でした。ロッキーでお馴染みのバージェスメレディスが脚本…

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n

nの感想・評価

4.1

おぉ...これは素晴らしい。
何が素晴らしいかって、ジャンルチェンジ的なことが起こる。
ロマンス/コメディと思ってみていると、終盤、サスペンス的な雰囲気になり、そこでとんでもない暴力をみせられるとい…

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ENDO

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4.2

数多の経験を経て没落貴族の下にやってきたセレスティーヌは小間使いながらも主張を貫き通そうとするも愛玩具として肺病の息子差し向けられるが真実の愛を見出す。そこに死神の様な執事が登場彼もまた愛玩具として…

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あとでもっかい見る。最初と最後に出てくる汽車もそうだし、屋敷や村や温室、ほんとに外から撮るってことがない。「働きすぎると、手の柔らかさを保てない」と詩を詠むポーレットゴダードとは対照的に男たちの手は…

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薔薇を食べる男、森茉莉の『薔薇くい姫』や『ラストエンペラー』の蘭をむさぼるシーンが思い出される。

高速往復ビンタとガチョウの屠殺。

ルノワールのキスシーンがとても好きだ。
GMF

GMFの感想・評価

4.2

映画を観ていてたまに現れる、祭などで集まった群衆に主要人物が揉まれてしまうシーンが好きで、
それが出てくる映画には記憶に残っている作品も多いので自分の中では法則となっているんだけど、(天井桟敷の人々…

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yasuyuki

yasuyukiの感想・評価

5.0

ブニュエルよりもルノワール派。

ポーレット・ゴダード様の美しさに見惚れるばかりだけど物語は相当に異様で怖く汚い、それなのにとんでもなく幸せな気分になってしまうというルノワール魔法が炸裂。

「君が…

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