りょうすけ

異人たちとの夏のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「異人たちとの夏」

アンドリュー・ヘイ版は両親より恋人に重点を置いている印象だったが、本作は両親に重点を置いていた。なので、良いと思ったポイントが結構違った。本作での恋人はホラー演出により「あくまでも幽霊」という扱いだったので、2人の関係性にそこまでの魅力を感じなかった一方で、父親は江戸っ子、母親も肝っ玉母ちゃんっていう感じで親子の関係性がより密接になっていたように感じた。ヘイ版がいつも通ったダイナーで食事をとる一方で、日本人らしく最後は豪華にすき焼きっていうところがすごく好きだったし、すき焼きも美味しそうだった。
両親が消えた後の恋人のホラー展開は普通に怖かったし、思ったよりも血みどろだった。ヘイ版は恋人の真実を知ったところですぐに終わったところが良かったが、本作はその後の両親の弔いのシーンが微妙だったしちょっと長かったところが残念。
りょうすけ

りょうすけ