バンバンビガロ

質屋のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

質屋(1964年製作の映画)
4.5
シドニー・ルメット監督によるホロコーストを一人生き残ってしまった男を描いた背筋の凍るような恐ろしい一作。
自らの悲惨な経験を言葉にすることもできずに孤独を深める主人公の姿、そこには癒しも救いもなく深い絶望の中で物語が終わるドライで突き放した作劇。言葉や直接的な暴力の描写ではおよそ伝えることが出来そうもない強烈な感情が演出の力によって見事に表現されている。
クインシー・ジョーンズによる劇半も素晴らしい。
バンバンビガロ

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