オーウェン

未完成交響楽のオーウェンのレビュー・感想・評価

未完成交響楽(1933年製作の映画)
3.0
シューベルトと言えば、「野ばら」「未完成」という具合に、あまりにも有名な曲がありますが、それを映像にうまく溶け込ませた音楽映画だと思う。
ゲーテの詩「野ばら」が、シューベルトの頭にこびりついていて、算数を教えていると、黒板の数字が音符になってしまい、それを子供たちが歌い出すといった場面は忘れられません。
音楽を教えた伯爵令嬢と恋に落ち、二人は結婚を約束したが、伯爵令嬢の父の策略にあって、シューベルトは遠ざけられる。
「未完成」が未完成に終わったのは、愛する人が結婚したからという説を、本当のことだと思いこませたのもこの映画。
畑の中のラブシーンが、特に印象に残りましたね。
オーウェン

オーウェン