春とヒコーキ土岡哲朗

パーフェクト・ゲッタウェイの春とヒコーキ土岡哲朗のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

序盤の導入と終盤のパニックが良い。

とにかく幸せな新婚夫婦が、絶景ではあるが大変な非日常に足を踏み入れる。「バイオハザード」では見られない、ミラ・ジョヴォヴィッチの笑顔が炸裂。そこで遭遇する2組のカップルがどちらも怪しい。そして、道中で若い女の子たちから、殺人事件の話を聞かされる。RPGっぽい導入。

主人公達が犯人だというのは、予告編の「誰も信じるな」で一回予測できたんだけど、でもいざ本編を見始めて主人公たちのビクビクを見てたら、さすがに犯人じゃないなと思った。回想シーンで、主人公たちが犯人だと分かる。そして、今までのビクビクは自分たちの正体がバレることへの不安だったと判明して辻褄が合ってしてやられた。「パーフェクト・ゲッタウェイ」っていうのは、犯人からの逃亡じゃなくて、犯人の逃亡だったのか。

笑顔を見せていたミラも、殺人鬼の顔に豹変。部外者が来て、一旦普通の人のフリをしたミラのパートナーだが、瞳孔の開き方が尋常じゃないのがバレると、一気に異常者顔に戻る。ひ弱な新郎と強欲な殺人鬼を同時に演じるこの役者の凄さ。