萌える闘魂

エル・シドの萌える闘魂のレビュー・感想・評価

エル・シド(1961年製作の映画)
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当時1100万ドル程度の制作費が投入された大作史劇だがセットは現存する物を借用するなどして、その分人海戦術にお金をシフトしている。よってラストの比較的狭い海岸線に夥しいエキストラを動員した合戦シーンは、その密集感によって迫力ある絵作りに成功している。数々の西部劇も撮ってきたマン監督だけあって、史劇に西部劇の無常感を漂わせハリウッド制スペクタクル史劇の終演を予告する。