生きてるだけで奇跡と大袈裟かもしれないけど思わずにはいられませんでした。
過酷な状況の中、生きることしかできない。命はそう簡単には尽きない。ならば生きるしかない、知恵のすべてを振り絞り、脱出するしかない。そこまでの強さを果たして継続させることができるのか、彼は見事に生還した。
過酷すぎる状況を経験すると、恐怖などなくなるのだなと思いました。あの広大な海の中を突き進んでいく勇気も生まれる。
そしてどんなに孤独になっても、ウィルソンのような心の支えがあるのはとても大切な事だと思いました。そうでないと、希望がない。自らの考え次第で希望も絶望も生み出せるのかもしれません。
結末は少し切ないけれど、現実的でした。
いつか見ようとなかなか見れずでやっと見ましたが、面白かったです。
トム・ハンクスは本当に素敵な演技をされる俳優さんで、一瞬映画を見てるというのを忘れる感覚になります。生命力を試される役本当に似合う…。
食卓に並んだ蟹見つめてポトって落とすのがもう蟹はいいわ…という感じであの一瞬で島での辛さを物語ってるようで地味だけど好きなシーンでした。
素敵な映画を見れて満足です。知恵はどれだけあっても損しないと思わされました。
