シュガー

パラレル 多次元世界のシュガーのレビュー・感想・評価

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)
3.2
不思議なパラレルワールドと現実の狭間を行き来して均衡など考えず都合よく現実を生きている…そんな感じのありえな~いお話でした。
鏡で通じる別世界の存在に気付き、アプリ開発に携わる4人の男女が足を踏み入れた事で、現実世界の自分自身が歪んでいくというSFものにしては若干ホラーちっくな内容で、なかなか楽しめました。奇妙な気配がじわじわ充満していくとこが意外と物語に引き込まれるポイントになってます。
結構想像力を掻き立てられ、ラストはあの色合いだとあの瞬間に乗っ取られたのか、とかいろいろ楽しく考えられます。髪をくくって出てきたのはなぜだとかささいな変化が気になる。
ということは、パラレルワールドの人物も、現実側の世界の存在に気付いていて(真っ二つの彼が自分を利用してたからそこ経由で他の住人にバらしたのかもしれないけど)、現実側からパラレル住人の存在に気を付けて移動なりしてた時も気付かないフリをしてそれぞれの世界でそれぞれが探り合い狙っていたのかなぁ?とか考え出したらキリがないぐらい異次元の話はさっぱりわかりません。実に面白い。
全然わからないけど絶妙に心地よい奇妙な世界観の映画で、いい余韻に包まれています。
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