ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の長編デビュー作。"抵抗三部作"の第1作。
第2次世界大戦中、ナチス占領下ワルシャワ。石炭を盗んで遊んでいた青年が、レジスタンス運動に身を投じる。
「人生は闘う価値がある」
アンジェイ・ワイダ監督作品、初鑑賞。
戦時下のワルシャワを舞台にしたネオリアリズモ的青春群像劇。労働者たちの貧しく厳しい生活が描かれる一方で、レジスタンス活動や淡い恋愛に身を投じる若者たちのフレッシュなエネルギーも感じた。
長編デビュー作の冒頭から、強い意気込みとセンスを感じさせる長回し。ワルシャワの街をゆっくりパンしながら映していき、カメラが路上レベルまで降りてきて、主人公を捉える。映画の世界に誘われた。
螺旋階段での銃撃戦からのラストが、印象深い。
監督デビュー前のロマン・ポランスキーが役者として出演している。
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