似太郎

フェリーニのアマルコルドの似太郎のレビュー・感想・評価

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)
4.3
『フェリーニのローマ』が大島渚の『新宿泥棒日記』だとすると、本作は黒木和雄の『祭りの準備』???みたいな青春悶々群像劇となっている。タイトルは造語で『私は思い出す』。

やはり本作もエピソードの断片が解体され、それぞれが独立した「意味」を持っているように思う。変キャラ大集合。素っ頓狂な味わい。

イタリア男子の童貞喪失劇としては『ニューシネマ・パラダイス』や『マレーナ』にも通じるエロさがあるのだが、勃起したチンコのやり場を探す主人公の滑稽味が劇中では殊更に強調されており涙を誘う。😢
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