中川信夫だけあって美術が凄いし、「赤いランプの終列車」の作曲家江口夜詩が音楽を担当してるので音にも拘りを感じる。ただ残念なのはB級新東宝という枠を出ないことかも…大蔵が強引に怪談要素を盛り込ませたせ…
>>続きを読む日本映画専門チャンネル【新東宝シアター】で放映された本作を鑑賞。
相変わらずの新東宝映画らしく、独特の雰囲気。
策略家の憲兵=天知茂が、自分の恋敵だった男=中山昭二に罪をなすりつけて、死刑とさせる…
このレビューはネタバレを含みます
こりゃまた、すごい映画があったもんだ。
カメラワークやライティングは、なかなか前衛的。
ラストのロングショットは「第七の封印」のラストをも想起させる。
白黒の画面と相まって、ホラーとして見ても…
天知茂にハメられたキリヤマ隊長が幽霊となって、違う意味でハメられた嫁と、キリヤマ隊長(弟)と復讐を果たすような話し。
短編の中でも短めなのに、三原葉子の悩殺ダンスシーンだけは執拗に入れてくる新東宝…
スカパーにて。未見だったので見れて嬉しかった。確かに面白い。名匠中川信夫に主演が天地茂だもの。アクが強い強い。
天地茂が悪徳憲兵を演じ、機密書類を敵国中国に横流し、その責任を部下になすりつけ死罪に…
日本映画チャンネルの「上坂すみれの新東宝theater」天知茂の新東宝作品を放映していく企画の第一弾。
上坂すみれ、神保町シアターで新東宝特集観るぐらいの新東宝好きで、特に天知茂がお気に入りとのこ…
ピカレスクロマン、というにはあまりにあんまりな見下げ果てた天知茂の悪党ぶりが逆に心地良い。そして終盤ものすごい勢いで襲ってくる因果応報。
中川信夫監督ですしお話的に四谷怪談を下敷きにしてるよな印象…