クローゼットの中の衣装や小物を映し出してく冒頭からの流れからしてため息ものでしたよね。
ただ、わりと夫のシャルル・ボワイエ目線で観ちゃってた感じだったのでな。
<愛と哀しみの迷宮 メロドラマの…
とある耳飾りの運命
何回もの売払いと買取りを経て何人もの手を通過して最後に行き着いた場所は教会の祭壇
それが劇中の彼女•旦那•愛人だけではなく我々すべての人間のあり方でもあろうか
本作はメロドラマ…
イヤリングをめぐる円環構造と階段の上り下りを執拗に映す流麗なカメラの動きがブルジョワたちの色恋を盛り上げる。手紙が雪へ移り変わるとこも洒落ててすばらしい。
気儘な美人マダム、ダニエル・ダリューの「…
オフュルス③
次から次へと人の手を移る耳飾りが人物を結びつけ、メロドラマを紡ぎ、また、破滅へと導く。宝石商が同じ耳飾りを何度も夫に売りつけるのが最高。流れるようなダンスシーンのカメラワーク、長回し…
『祇園囃子』
『西鶴一代女』
『近松物語』
『雪夫人絵図』
を久しぶりに再鑑賞。
あれ?と思い公開年を調べてみると、本作品を含めオフュルスが代表作を連発した時期は溝口監督のそれと重なっています。
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