RIO

もうひとつの世界のRIOのレビュー・感想・評価

もうひとつの世界(1998年製作の映画)
4.0
とても美しかった☆

神秘はいつでも誰にでも思いもかけない時にやってくる
羽を持たず降りてきたファウスト
それが聖なるものであれば独占したくなる

ホチキスの針を使い過ぎるとかチクチク神経質な男ランドリー屋のエルネストと修道院で勤めるカテリーナが出会った
カテリーナは情熱的な聖女です
エルネストはさりげなくちゃっかりしてて嫌いじゃない 家政婦が作ったファルファッレが美味しそうだった

道端に見捨てられた子供の父親を見つけるための毎日が確実に2人の心を変えてゆく

どんなに神秘を知ったからとしても
出来ることはささやかで身近なもの
その価値は計り知れない

2人に芽生えたものは
与えられているものは始めから何もないんだ
持っているものは決意だけであって他には何もないと気付いたように感じて胸が震えてきた
ホントに美しかったです
RIO

RIO