不幸には同情を 幸せには寛大を
ヴィクトール・ユゴーの原作に最も近づいた作品と言われてる
ナポレオン1世没落直後の1815年から
七月革命後の1833年までの18年間
脱獄したジャン・バルジャンをずっと追い続けた
ジャヴェール警部
この二人は順繰りで助けたり助けられたり
お互いに譲れないところをぎりぎりで尊重してる
ジャンを家まで着いてったけれど
姿を消すシーンはかなり好きです
そして最後は責任をとった 結構渋すぎ
街で会った娼婦のフォンテーヌとした約束
それを果たす事でジャンは守らなければならない人に出会う
会えないと思っていたのに
会えたからとコゼットを見つめて涙を浮かべる
ジャン・バルジャンのやせた顔は愛に満ちてる
無知なのは物を知らないというのではなくて
愛に気づかない…ということを静かに背中で見せる
ミリエル神父に多くを与えられたことを
忘れないための銀の燭台
神父に会ってからのジャンは息を引き取る最後の瞬間まで
与えちぎった人生を歩んだ… 尊いです