乱世ではあるけれど、人の業で生まれる地獄を全部移してやろうと感じるくらい気合いの入った地獄絵図。
少しづつ、少しづつ地獄に向かう父上の顔が恐ろしくて可哀想だった。
時折見せるこの世の綺麗な部分を…
「殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ」
人の情を移すのがとにかくうまい巨匠がバッドエンドの映画を作ったらそら地獄よ………って映画だった
秀虎の自業自得で因果応報では…
シェイクスピアの「リア王」をベースに、
日本の戦国時代を舞台として描く。
毛利元就の「三本の矢」を否定するifにて。
舞台が全く違うのにきちんとシェイクスピアで面白い。
マクベスからの「蜘蛛巣城」…
『夢を見ていた…』から物語が動き出すの、黒澤明だ!!って興奮した。狂阿弥が名言残しまくっててとにかく最高だったから映画見終わったあとに家で課金してもう一周しちゃった。〈人間そのものが持っている業みた…
>>続きを読むまず映像美!!大殿の息子3人のカラーリングから始まり、城に攻め入る時の色の配置とか、技術的な凄さを評価できるほど知識はないけど、ただただ映像の美しさに感動した!!
また、自分の一番好きなキャラは次郎…
・こんな映画絶対に撮れない
・脚本もアートディレクションも凄まじい関税度と芸術性で、とてもエンターテイメントとして大衆受けするものではなかった。しかし、そこに黒澤明としての気概を感じるのであり、作品…
今の日本映画でこれだけ予算かけた戦国時代の戦シーンは撮れないから、それだけでも見る価値あった。
元ネタのリア王さながらに、野を徘徊する秀虎の演技は凄まじく圧巻。
ほとんど因果応報だけど、末と鶴丸は救…
お、思ってたよりエゲツない映画だった……
妙に派手でギラギラした衣装と、城門や石垣はずっしりとした物々しさ。その対比がすごい。そして人間はみな一様に不気味。前半で緊張感をたぎらせつつきな臭さをたっ…
最後のシーンは石垣から転げ落ちずに幸運だったのか不運だったのか。落とした絵巻物の仏も眼を瞑っているように見えてしまう。
絵巻物的構図、斜上から俯瞰する画角。欺瞞に満ちた世の中を上から覗く感覚。つまり…
狂ったボロボロの老人が荒野を彷徨うシーンだけ、ずっと昔に見たことがあった。初めて乱を観て、これだったのか!とスッキリした。
人の愚かさと世の無常を壮大なスケールで描いた大作。秀虎と楓の方の怪演が凄…