映画は忙しい現代人に優しい芸術

妻が結婚したの映画は忙しい現代人に優しい芸術のネタバレレビュー・内容・結末

妻が結婚した(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

これからの未来にはLGBTQの次はAIとの恋愛とかで人間は更に複雑化すると思いますが……

これも一つの形であり、愛なのだと考えざる得ない作品でした。
2009年の作品か〜韓国やるな〜

作品受け入れさせるためか、原作がそうなのかはちょっと不明ですが、自由奔放な奥さんイナが家事頑張り過ぎてるのはどうなん→まぁよく出来る嫁でイナの自由奔放でワガママさを帳消しにしてるんやろけども。

ドックンさんが固く柔軟性の考え方で、イナとその彼が柔軟的過ぎるんですが、ドックンさんの葛藤は分かりやすく、とても苦しさを伴う受け入れで、可哀想であり、柔軟性のない考えだと、もっと自分の理想に合う相手いるからイナみたいな女はやめときなって感じると思います。


だ、が、

この映画+原作を観ようと思ったきっかけの「私の最高の彼氏とその彼女」の作者ミンジヒョンさんが、この作品について、更に現代の女性の幸せ探究について考えてるなぁー、なるほどなるほどと思わざる得ない解答をあとがきで話していて観たいと思ったのです。

個の人生を尊重するのに、自分の願望や欲望抜きで、相手を想いやれる関係こそ、本能以上に思考する生き物人間として優れた証ではないかと。

イナの唯一間違ったなーと思うところは、彼とイナの記事が出た時に、ドックンさんとその事について話し合わなかった事。そりゃあーなるよ。酷いと思う。

結果的に、ハッピーエンドになったが、ドックンさんのメンタルボロボロになって、子供と共に離婚され親権も奪われちまうよ。イナの破天荒思想は、男の人には受け入れられないよ。

これは生物学的に難しい気もするけども…チンがあの形なのは、他人の精子をかき出すためとか何とかと聞いたし…

ただ、人間はそれ以上に思考出来ることをお忘れなく!


更に世界はAIにより、男女平等になると思うので、そうなったら、個の人生を尊重しあう性別や国籍も超えた、世界の広さを感じるパートナーと出会って、より自分と他者の幸せを考えれる世界になって欲しいものです。

まぁ理想なだけですけど〜この映画は賛否の否が多くなるのも分かるが、いま一度、何故この関係がダメなのか、何故自分はこんなにも怒るのかとか、理解出来ないのか、思考してみるために作られてるので、ぜひ考えてみてください。


そして、ミンジヒョンの作品を読んで欲しい。自分と他者を尊重するってどういう事なのか、何故「恋愛」というものが入ったら「個」の考えではなく、常識や法に囚われるのか。正直、みんな楽してない?おら、お前ら、人間なんだろ、考えろよとぶん殴られる。

そして、私にはない考えだし、こんな人達とは関わりたくないわ〜じゃなく、もし自分が最も愛する人がそうだったら、もし自分に運命の相手が何人もいたら、全部自分の事として、考えてみて下さい。