評価が難しい作品だ。相変わらず無駄な部分を削ぎ落として、政治的メッセージを愚直に(良い意味でも悪い意味でも)伝えて来るところは流石ダルデンヌ兄弟といったところ。だが、その愚直さはストーリー的な旨味や…
>>続きを読むダルデンヌ兄弟史としては、初の大人の話ということになる今作。
移民問題もテーマとしており、従来の社会の底辺よりも暗澹とした雰囲気が終始漂っている。
字幕についた“ ”が重要な意味を持ち、罪悪感に苛…
説明せずに状況を伝えるのがうまい。不自然なセリフなどないッ!!流石だ、だる田兄弟!!またもや社会から溢れてしまった者の話。
なんかドランの作品と似たようなものを感じる。ドラン自身もダルデンヌ兄弟の…
良くも悪くも相変わらずなダルデンヌ監督の作風なんですけど、今作は一風変わった印象も受けました。
好みは真っ二つに分かれそうですが、個人的には淡々と観ているのは嫌いじゃないので毎度見入ってしまいます…
アルバニアからベルギーへ渡ったロルナ(アルタ・ドブロシ)は、ブローカーのファビオ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)の手引きで、麻薬中毒のベルギー人クローディ(ジェレミー・レニエ)と偽装結婚する。ロル…
>>続きを読むダルデンヌ兄弟が描く、愛の奇跡。
にして第61回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作品
ベルギー国籍を得るために麻薬中毒者のクローディと偽造結婚した主人公ロルナ。最後は証拠隠滅のために過剰摂取で彼を殺害す…