良い映画だった。ブエノスアイレスの人情ドラマ。
まちの小さなレストランを切り盛りするオリンダと、ドイツから人を探しにやってきたペーターを中心に繰り広げられるあたたかい話。
オリンダの肝っ玉母ちゃんふうのキャラクターと、異国の地で困り果てたピーターの対照的なキャラがいい。
彼らの周りの人々もどこかヌケてるところはあるが、みんな優しい。
数少ないイヤなやつは自然と物語から消えていくつくりも良い。
移民と旅行者がブエノスアイレスの地で自分を見つめ直す。後悔なき時を過ごす決意をする。
それが何であれ、彼らが前を向いてポジティブに締め括られ、見てる側も温かくなる映画だった。
