みむさん

小説家としてのみむさんのレビュー・感想・評価

小説家として(2017年製作の映画)
3.5
なんという終わり方するんだ…😅面白かった。
ゆるーいブラックコメディかな。
「カニバル」「ザ・ドーター」のマヌエル・マルティン・クエンカ監督作。
「マーシュランド」のハビエル・グティエレス主演。

先に小説家として成功した妻の浮気を疑い、別れて自分も小説家の夢を追うべく新たなアパートに越してそこの住人たちをネタにする夫の話。

この主人公アルバロが最初は人が良くてイイ奴なんだけど、それは少しずつじわじわ覆っていく。
でもそれは観客としてアルバロの行動が見えているからであって、住人たちはそれぞれ自分と対面してる時のアルバロしか知らない。
なので優しい隣人と思うのも無理ない。
アルバロも最初は悪気はなかっただろうけど。
小説のネタ探しにハマりすぎたね。

このゆるい流れからあんなエンディングを迎えるとは思わなかった。真相は謎のまま、そしてかなり悲惨なのにコメディ調で終わる。
そりゃ「こんなエンディング思い付かなかった」って涙目にもなるわな😂
自業自得か?それとも?

小説教室の先生にアントニオ・デ・ラ・トレ、色んな役やるから見た目が素敵なのと冴えないのと差が激しすぎるが、今回はかっこいいほうのアントニオだった。
あんな先生いたらいいね。