寺町今出川

恐怖の報酬の寺町今出川のネタバレレビュー・内容・結末

恐怖の報酬(2024年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

元祖(1953版)も、フリードキン版(Sorcerer)も、どちらもの良い所を全てと言うくらい排除したリメイクだった。元祖の同性愛的な所(ありがちだが今作はメンバーに女性入れて来たり、兄弟愛・家族愛とかの要素も…どっちもいらんな)や、Sorcererでの熱帯での蒸せる様な集燥感も無く、ニトロを運ぶ、と言う部分のみが共通の単なるカーアクション物。他の人は知らないが、私は全く求めてない語り口になってて正直途中ギブアップするか迷った。Sorcererでのトラックの怪物的な描写も、森林の悪路も無い…普通の良く走りそうなトラックで砂漠の道を走る、危険なのは銃撃戦…て…ニトロ運ぶと言う設定の意味ある?おまけにトラック2台にしたのは1台が爆発しても良い様に分けて、2台は時間差で距離空けて走った…のにリメイクでは途中まで2台連なって走るて…。命がけの結果での後味の悪さと救いの無さが「恐怖の報酬」の好きな所だったのに…最終的に美談みたいな終わり方だったのも脱力した。今回のリメイク物にはちょっとガッカリさせられた…この前観た「リプリー」は良かったのにな~
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