正義の行方を配信している動画配信サービス

『正義の行方』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

正義の行方
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

正義の行方が配信されているサービス一覧

『正義の行方』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに『正義の行方』を上映している映画館が見つかりました。
上映館(12館)
U-NEXTに入会して対象映画館のチケットをお得に入手する方法

U-NEXTに入会すると上映作品を映画館でお得に観れます。
TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど多くの映画館が対象になっています。

  • 無料トライアル登録特典
    31日間無料の初回登録で600ポイントがもらえます。
  • 映画チケット引き換えクーポン
    1枚1,500ポイントで映画チケットを発行できます。無料登録後に900ポイントを追加すれば、実質900円で映画を観ることができます。
  • 月額プラン会員特典
    次月以降は毎月1,200ポイントがもらえ、300ポイント追加で毎月1本映画を観ることができます。

正義の行方が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『正義の行方』に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

5.0
【ここから考察すること】

上映後監督の舞台挨拶があった。

ゴールデンウィークあけ、それほど遠くないうちに第二次再審請求の結論がでるらしいと言っていた。

そして、新証言として三叉路の目撃について……これはレビューの後半に。

映画の中で様々なことをお話しされる元県警の刑事部長さんが、監督に、作品は偏ることなく構成されていたとコメントしていたらしい。

僕も映画を観ながら同様に感じていた。

また、既に刑が執行された久間(くま)さんに対する偏見などが、当時の西日本新聞にはあって、報道を通じて世論形成もなされた可能性や、あくまでも、もしかしたら…という仮定の話になるのだが、それが捜査や鑑定にも影響したんじゃないのかと、人の思い込みとは怖いし、裁判員裁判の懸念点でもあるなと考えたりした。

この事件報道を自ら再検証しようとした西日本新聞の姿勢は評価するべきだし、ともすれば冤罪だとの決めつけで悪者になりがちな県警の捜査サイドが、きっちりと証拠を積み重ねた結果だとして、堂々と取材に応じた姿勢にも感服する。

それに、久間さんの為人(ひととなり)についてはほぼ触れられることはない。

ここに違和感を感じる人もいるように想像するが、おそらく作品を観る人に先入観を植え付けないという意図があるのだろう。

弁護側が第二次再審請求に至ったのは、三叉路の目撃証言について、この映画には登場しない別の捜査官が、「あなたの目撃したと思っている日付は間違いで、日付は事件当日だ」と念押しされたことによるものだと証言が取れたことによるものらしい。
誘導尋問ということだ。

当時のDNA鑑定の精度の低さ、さはさりながら、最先端の鑑定を導入することに突き進む警察庁、曖昧な目撃証言、それにきっとあったであろう久間さんの為人による偏見、久間さんが犯人に違いないと思わせるような報道もきっとその為人についての取材が影響したからではないのか、そして、メディアによる世論形成への影響と、もしかしたらあったかもしれない捜査や鑑定への影響。

だがしかし、本当に考えるべきは、死刑制度には冤罪を100%防ぐ手立てはないことと、こうした刑が執行されたら取り返しがつかないこと、その上で、死刑制度をどう考えるのか議論する時期が日本にも来ているような気がすることだ。

EUやアメリカでも複数の州は既に死刑を禁じている。
2022年度文化庁芸術祭テレビドキュメンタリー部門で大賞に輝いた、BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮?」の映画化

飯塚事件とは・・・
1992年福岡県飯塚市で小学1年生の女児2名が登校途中に行方不明になり、その後性的暴行を加えられ、殺害され、山中に遺棄されているのが見つかった事件です
その2年後に56歳無職の久間三千年容疑者が逮捕されました

逮捕に至った主な根拠は4つ
①女児の膣内等に残された血液が、久間の血液型とDNA型と一致
②久間所有の車に残された血痕と尿痕が女児のDNA型と一致
③遺棄現場近くに久間の車と似た車が停まっていたという目撃証言
④女児の衣服に付着した繊維が久間の車のシートのものと一致
これらの状況を証拠に1999年死刑判決が下され、最高裁まで争われましたが、2006年上告が棄却され、その僅か2年後の2008年に刑が執行されました
久間は執行の直前まで一貫して無実を訴え続けました

また、この事件の4年前1988年、本件被害者と同じ小学校の1年生女児7歳が、弟とともに久間の息子を訪ねて100メートル離れた久間宅に遊びに行った後に行方不明となる事件が発生していました
久間が最後の目撃者ですが、この事件は進展がなく未解決のままで、今回の事件をきっかけに再捜査が行われました

1992年当時のDNA鑑定はかなり精度の低いものだったことが判明しており、同じ鑑定方法が用いられた足利事件(こちらも女の子が殺害された事件です)では、無期懲役刑が確定した男性が、再審でDNA鑑定自体の証拠能力がない、と2010年に無罪判決が出ています
同じ鑑定方法の飯塚事件では死刑が執行されてしまっているのです
また、目撃者の証言も警察から誘導された可能性が指摘されています

これらにより、飯塚事件も実は冤罪だったのではないかと指摘されてています

久間の遺族は2009年に再審請求しました
もし再審が始まれば、死刑執行事件では史上初めてということになります
第一次再審請求審は最高裁まで争われましたが、2021年に棄却され、現在は第二次再審請求が審理中です

映画は警察側、弁護団側、当時の関係したメディア側の関係者のインタビュー中心に進んで行きます
それぞれが、それぞれの「正義」を信じ、何が真実なのかに迫ります
そこに、さらに久間の奥さんのインタビューなども加わります
どこか一つに比重を置くのではなく、公平な立場で展開して行くのが良かったです

個人的には久間が犯人だろう、とは思いましたが、万一違ってたら大変なことです
無実の罪で1人の命が失われているわけですし、真犯人がいまだどこかで次のターゲットを狙っているかもしれないのです

そういえば警察関係者が面白いこと言ってたな
久間が逮捕されてから今日まで類似案件が発生してない
この手の性犯罪は繰り返し起こすものだから、つまり久間が犯人であろう、と

司法上、久間が犯人であり、死刑が執行されたという事実は変わりありません
新たな証拠でも出てこない限り、真実は闇の中、もはや神のみぞ知る、と言うしかありません

殺害された2人の児童の無念さや、保護者の悲しみ、怒りを思うと悲しい気持ちになります
Aki43

Aki43の感想・評価

3.9
[弁護士][警察][裁判官][検察官][西日本新聞の記者]

それぞれがそれぞれの立場で正義の行方に向かっていく

真実とは、、、
正義とは、、、、

最後に西日本新聞の記者さんの一言が全てだと思いましたね

人が人を裁く
難しい問題だと
改めて認識を深めるきっかけをいただきました

有難う御座いました

『正義の行方』に似ている作品

日本の黒い夏 冤罪

製作国:

上映時間:

119分

ジャンル:

配給:

  • 日活
3.3

あらすじ

1995年初夏、松本市。高校の放送部に所属するエミとヒロは、一年前に起きた“松本サリン事件”での一連の冤罪報道を検証するドキュメンタリー・ヴィデオを制作していた。ふたりが訪れたのは地元のロ…

>>続きを読む

妖怪の孫

上映日:

2023年03月17日

製作国:

上映時間:

115分

ジャンル:

配給:

  • スターサンズ
3.7

あらすじ

連続在任日数2822日を誇り歴代最長在任総理大臣となった故・安倍晋三。タカ派的な外交政策と「アベノミクス」に代表される経済政策で支持を集めた反面、物議を醸す言動やスキャンダルでも世間から注…

>>続きを読む

なぜ君は絶望と闘えたのか

製作国:

上映時間:

191分
3.8

あらすじ

ある夏の日、週刊誌記者の北川は、妻と幼子を殺された23歳の夫・町田から話を聞いていた。「僕が…僕が、この手で彼を殺します」と言い放った町田に戸惑う北川。18歳の少年の犯行が司法の壁に幾度と…

>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-

上映日:

2019年11月15日

製作国:

上映時間:

113分

ジャンル:

配給:

  • スターサンズ
3.8

あらすじ

オウム真理教を題材にした『A』やゴーストライター騒動の佐村河内守を題材にした『FAKE』などで知られる森達也監督が、東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、ジャーナリ…

>>続きを読む

ヤーラ

製作国:

上映時間:

96分
3.2

あらすじ

13歳の少女が行方不明に。事件の捜査に没頭するひとりの検事が、真実を突き止めるために前代未聞の強硬手段に出る。実際に起きた事件を映画化したサスペンス。

太陽の蓋

上映日:

2016年07月16日

製作国:

上映時間:

130分
3.3

あらすじ

あの日、私たち日本人が、メディアを通して目撃したことは真実だったのか? なぜ日本人は、原発に対して、あれほど無力だったのか?閉ざされていた全てが、いま明らかになる―。 あの日、日本は消滅の…

>>続きを読む