このレビューはネタバレを含みます
色々語りどころのある映画だったので一緒に見た人と話が弾んだ。
後半から捲ってくるタイプの映画
この映画を通して知ったがあまりにも酷い事件が起こっていたのだと知らずにいたことが怖かった。
事件のさわりを教えてはくれるがある程度知ってる前提で話は流れているかなと思った。
今回の内容は「正義」の行方であり、真実ではないところが大きなポイントだったと思う。落下の解剖学と少し近い視点を感じだけれど警察・弁護人・記者・被疑者家族それぞれの視点と感情からくる意見があること何も真実が掴めない時どう立つかということを問われている気がした。
今後願わくばこの中に検察側が入ってもらえることを一国民としては切に願いたいそうできる国であってほしいなと思った。
裁判の証拠の出し方、流れは詳しく書かれていなかったのでわからないが、死刑執行があまりにも早すぎることなど今の法制度や権力のあり方自体に疑義が生じるしこちら側も常に見ておかなければいけないんだなと思った。
悪く言いたくはないし、個人的な好みなのだけれど、元刑事の方たちの話し方がどこか盲信的だったように感じて素直に言葉が入ってこなかった。現場を知る人としての気持ちの入った真実ではあるんだろうけど
西日本新聞の編集長？の方がとても印象的だった。あそこまで長い間疑問に蓋をせず自らの立場でやらなきゃいけないこと・できることに歩み出せるのは並大抵のことじゃない。
2024.23
