このレビューはネタバレを含みます
この映画のテーマは無関心の恐ろしさ、なのかなと思った。
「あーね」という一言で死の経緯や悲しみが無効化とされてしまうような、恐ろしさ。
家庭内で、屋根の上に人がいる奇妙な出来事に、よそ見しないでとか…
同級生の死と、日常に戻る同級生たちのなか、その死を引きずったままの主人公。
精神的にも成長過程にあり、各々のその人に対する思い入れみたいなのもあるんだとは思うのだけど、自分と同じくらいその人のこと…
間違いなくNN4444一番の快作。
「ニッポンの学校」という公教育機関は均一化を目的とする場所でもある。人の死を悼むネガティブな感情も「均され」、哀しみは日常のせせら笑いの為の小さな娯楽として消費…