義父養父を配信している動画配信サービス

『義父養父』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

義父養父
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

義父養父が配信されているサービス一覧

『義父養父』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに『義父養父』を上映している映画館が見つかりました。
上映館(1館)
U-NEXTに入会して対象映画館のチケットをお得に入手する方法

U-NEXTに入会すると上映作品を映画館でお得に観れます。
TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど多くの映画館が対象になっています。

  • 無料トライアル登録特典
    31日間無料の初回登録で600ポイントがもらえます。
  • 映画チケット引き換えクーポン
    1枚1,500ポイントで映画チケットを発行できます。無料登録後に900ポイントを追加すれば、実質900円で映画を観ることができます。
  • 月額プラン会員特典
    次月以降は毎月1,200ポイントがもらえ、300ポイント追加で毎月1本映画を観ることができます。

義父養父が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

義父養父の作品紹介

義父養父のあらすじ

服飾デザイナー・リカ(34)の母は少し前、5度目の再婚をした。「男に経済力は求めていない」が母の口癖だった。ある日、リカは母の再婚相手の双子の兄・豊(65)を紹介される。精神疾患のある妻を持ち、自身も末期癌の豊はリカに養子に来てほしいと言う。養子として一緒に過ごすうちにリカは豊に父性を感じ始めるがその矢先、豊が逝く。

義父養父の監督

義父養父の出演者

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
60分
ジャンル
ドラマ

『義父養父』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.1
 濱口竜介監督の新作『悪は存在しない』と『Gift』という映画で主演を務めた大美賀均さんの初監督作ということで観に行ったのだが、若いのに随分と老成した作品で、煤けた色はかつての台湾映画のような雰囲気すら醸し出す。冒頭は親子3人でウナギを食べる場面から始まる。服飾デザイナーのリカ(澁谷麻美)は34歳で、向かい合うミノル(菅原大吉)とはどこかぎこちない。ミノルもまたその気まずい雰囲気を埋めるために、無理矢理言葉を紡いでいるように見える。「男に経済力は求めていない」が口癖の自由奔放な母(黒沢あすか)は少し前、ミノルと5度目の再婚をした。うなぎ屋の前で煙草をくゆらす母子の姿が何だかとても心地良い。そんなある日、リカはミノルの双子の兄・ユタカ(有薗芳記)を紹介される。菅原大吉と有薗芳記が双子の設定であることに唖然としたが、何となく雰囲気が兄弟に見えて来るから不思議だ(流石に双子には見えない)。

 『義父養父』という何とも奇妙なタイトルは、双子の兄ユタカと弟ミノルの関係性に起因する。末期がんを患い、余命いくばくもない兄のユタカはついこの間、弟の義理の娘になったリカに養子に来てほしいと秘かに願っている。ほとんど何の接点もない2人だし、若いリカにとってもこの親戚との同居はやんわりと断るべき案件のように感じるが、どういうわけか彼女はユタカの提案を受け入れる。その時点では老人の遺産目当ての魂胆だと疑われるべきだし、実際にサスペンスへと舵を切るべき物語であるが、そうはならない。ユタカの和式の部屋の一つ一つを見て回るリカの姿は何だか美術館巡りをする大学生のように見えて来る。JAZZのレコードに囲まれた居間では『東京物語』の笠智衆と原節子のように、ぎこちない2人はぎこちなく言葉を重ねながら、時間は過ぎて行く。だが主人公のリカはユタカの妻・フミコ(松田弘子)と対面した時、緩やかに血相を変える。末期がんを患ったユタカの妻フミコは何らかの精神疾患を抱えている。居間に佇む彼女の姿はペットの何かのようにぴくりとも動かない。かと思えば窓際でウクレレを弾き語るのだ。ウクレレ・ケースに隠し持つ何かの束には心底ギョッとさせられ、ふて寝したかに見えたフミコとリカのリバース・ショットの張りには今年最も驚く。在りし日の面影に想いを重ねる2人の女性の姿が重なるラストも奇妙な余韻を醸し出す。
濱口竜介監督の「悪は存在しない」で主演をされている大美賀均さんの初監督作品。

服飾デザイナーのリカの母親の再婚相手の双子の兄は、精神疾患の妻がおり、末期癌であるが故に、リカに養子に来て欲しいと頼み込む。一緒に過ごす中で家族のような感情を抱くようになるというお話。

ただ、このあらすじを本編内でほぼ説明がなく、俳優陣の演技の力量と端的に映像のニュアンスだけで見せるだけで、映画になってしまうことの様式美は存分に感じられるのですが、
上映後のトークを聞くかぎりでは、その思惑は伝わり切れていないことが分かります。

何でもかんでも、台詞で全部説明する必要はないですが、人間関係であったり、位置関係であったり、観る側に匂わせるカットなり、台詞なり、もう少しを残しても、今作の洗練された完成度は削がれないと思いました。

それでも、生前の想いとは裏腹に、残された者への重苦しい重圧が支配する後半の映像はすさまじく、60分のいう短さながらに、後を引く内容ではありました。

偶然にも同時期公開のギャスパー・ノエ監督の「VORTEX ヴォルテックス」と近い設定の物語でもあり、短いシナリオからアドリブ的に膨らませていく手法も同じで、少し不思議な気持ちにもなりました。
ritsuko

ritsukoの感想・評価

3.7
冒頭、うなぎを食すシーンから始まる。日本の実家感溢れる食卓といういかにも、な場所にて。その図は小津安二郎を彷彿とさせつつ、色の濃さは中国や台湾映画も意識させる。この映画に台詞は少ない。時の変化も、物事の変化も、時々曖昧だ。こたつで眠るも、びくともせず日が暮れる。本当に寝てばかり。作品には関係ないが、高校生の頃こたつに入ったまま何もせず日が暮れるとああ何もせずこうして一日が終わるのだと思ったことを思い出した。
ふたりが煙草を吸っているシーンでは、車のライトの明かりがふたりに強く映ってほのかに赤が滲む。監督は映像の方に画家の絵をみせて、こんな感じにしたい、とタイトルやポスターの「赤」を意識。染料で勝手に染めた真っ赤なレースカーテンはなんだか異様な空気。ひきちぎる様には怒りや不安さを抱えた様子。監督に質問できなかったけれど、赤=血や怪しさを連想させる。どきっとする。落ち着きはしない。何故赤にしたのか聞きたかったけれど恐らくこんな理由なのかなぁ。34歳ファッションデザイナーのリカ。自分も服をつくっていて、キミコはわたしの母の名だったので自分のこともほんのり重ねてしまった。付き合っているであろう彼氏のよそよそしさ。豊の死を境にお金目当てだと疑われるリカ。養子先の文子の最後の叫びに意識が向く。
濱口竜介監督の助手や新作の「悪は存在しない」「Gift」主演のオオミカ監督。友人のエピソードを元につくったという60分の映画。わたしも身の回りのことや物事からモノをつくっていてパーソナルな部分にフォーカスした作品はすきです。わからない部分も沢山あったけれど、敢えて「わからなさ」を追求して観客に委ねたのかなと思いました。コムデギャルソンの川久保玲さんも、こう言葉を残す。「よかったですね、きれいですねと全員から評価を受けたとしますね。それはもう不安です。そんなにわかりやすいものを作ったのかと自己嫌悪に陥ってしまう。」わかるようでわからないものをつくるのは簡単ではないね。これからのさらなる飛躍に期待します。Tシャツを買いました、応援しています。

『義父養父』に似ている作品

不完全なふたり

製作国:

上映時間:

108分

ジャンル:

3.6

あらすじ

結婚して15年になる夫婦のマリーとニコラは、友人の結婚式に出席するためパリへやって来た。周囲から理想のカップルと見られているが、実際の2人の関係は冷えきっていた。そんな2人はパリでも些細な…

>>続きを読む

三度目の、正直

上映日:

2022年01月22日

製作国:

上映時間:

112分

ジャンル:

3.5

あらすじ

月島春は、パートナーの連れ子・蘭がカナダに留学し、言い知れぬ寂しさを抱えていた。そんな時、公園で記憶を失くした青年と出会う。過去に流産も経験している春は、その青年を神からの贈り物と信じ、今…

>>続きを読む

中村屋酒店の兄弟

上映日:

2022年03月04日

製作国:

上映時間:

45分
3.9

あらすじ

数年前家を出て一人東京で暮らす和馬(藤原季節)は、親が経営していた酒屋を継いだ兄、弘文(長尾卓磨)の元へ帰ってくる。 年齢を重ね、変わってしまった母の姿に戸惑いながらも、その時を受け入れ過…

>>続きを読む

退屈な日々にさようならを

上映日:

2016年11月19日

製作国:

上映時間:

142分

ジャンル:

3.6

あらすじ

東京。映画監督の梶原はまだ映画だけでは食べていけず、飲み会で知り合った男からMVの仕事を依頼されるも頓挫、あれよあれよと想像もつかない事態に巻き込まれていく。一方、とある田舎。亡き父から継…

>>続きを読む

幻の光

上映日:

1995年12月09日

製作国:

上映時間:

110分

ジャンル:

3.5

あらすじ

ゆみ子は12歳の時に祖母が失踪するという過去を持つ。25歳になったゆみ子は夫・郁夫と息子との平和な日々を送っていたが、ある日突然夫が列車に飛び込んで自殺してしまう。 5年後--愛する人を次…

>>続きを読む

珈琲時光

上映日:

2004年09月11日

製作国:

上映時間:

103分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.4

あらすじ

台湾のホウ・シャオシェン監督が小津安二郎への敬愛を込めて作った作品。一青窈、浅野忠信出演。台湾のボーイフレンドの子を妊娠した陽子が、両親や親友が心配する中、東京の街で大切なものに気づいてい…

>>続きを読む