許光漢を見に行く映画
台湾ドラマで知った俳優さんの映画が地元の映画館で封切られると、ああ同じ時代を生きているんだなと感じる。
ドラマで素敵な演技を楽しませてもらったのだから見に行かない選択肢はないなと、他の方のレビューを眺めながら素直にそう思って映画館に行きました。
気が付けば年に一度くらいしか行かなくなってる、小さなとっかかりでも大事に引き寄せないと映画好きなのに全く興行に関係なく生きてくことになりそう。それは避けたい。
台湾と日本、固有名詞を共有できると親密さは高まる。
“ミスチル”
『スラムダンク』…そして、あの映画。
映画館で映画館のシーンを見る不思議。
スクリーンを挟んで向かい合うようなちょっと不思議な気分。でも、なんか良かった。
誰かにとってこの映画が、そのシーンのような大事な映画になるのかもしれない。
じゅうはちかけるに
現金アナログ派なので、窓口で言うために読みがなを確かめた。その時から映画への旅は始まっていたのだと思う。
旅と映画は相性が良い。
他者の人生を数時間一緒に旅することが出来るのが映画。そしてこの映画は、年下でやんちゃな顔の18歳と落ち着いて少し憂いのある横顔が美しい36歳の彼と旅をする。見る価値は十分にあった、そんな彼を一本の映画に閉じ込めてくれたことに感謝したくなる日も、きっとそう遠くないだろう。