ただ切ないだけじゃなく、前を向けるポジティブさを与えてくれる
18年、この18年という時を代わる代わる36歳のジミーが回顧し、18歳に戻るという様に流れます。ここで面白いのは時間軸が切り替わる瞬間でそこがほとんどの場合ジャンプカットの様になっているので見ていてスムーズに切り替わったことに順応できます。
主人公であるジミーは日本の文化が(特にスラムダンク)が大好きな青年で、それが理由で少し日本語が分かります。そのアミとの接点の持ち方が自然で良かった。そして、映画『ラブレター』が物語でアミとの大きな思い出のひとつとなっている。
それは、雪国育ちでアミの実家に訪問する際にボソッと彼が言ったセリフに現れ、18年越しでもしっかり覚えていることに感動しました。
ちなみに、この映画には道枝駿佑くんが出ているが、道枝くんのファンで道枝くんメインでみたいという人にはあまり、オススメ出来ない。何故ならあ、出てきたと思ったら10分しないほどで出演が終わるので脇役さにびっくりしました。なので、道枝くん満足度は低いと思います。逆に、ミスチルファンにはオススメ、ミスチルが台湾で人気なことを聞くと嬉しくなるため。
最後に、アミと言うか清原果耶についてですが、ほんとに感動しました。ドラマの『俺の話は長い』で、誕生日が一緒である驚き(この驚きは2ヶ月前にジーン・ハックマンによって最新の記憶として更新されてしまいました)から密かに応援しており、今では脇役より主役のイメージが付いている若手実力派。アミのような役が似合いすぎてる。めちゃくちゃ可愛かったし、今にも消えてしまいそうな魅力と謎がありました。実際にこの映画でもその謎が大きなミソになってくる。
アミとジミーが聞いたミスチルの曲は『終わりなき旅』だと勝手に予想します。