ロンビュー

ピアニストを撃てのロンビューのレビュー・感想・評価

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)
3.4
兄弟のせいでギャングから狙われるピアニスト

序盤の兄弟であるシコと会話するシーンが好み。動きのあるカメラワークにラストと同じクローズアップ。お洒落な邦題と期待せざるを得ないトリュフォーのフィルム・ノワールということで先入観マシマシで見てしまった気がします。しかも、ユーネクストのあらすじがネタバレというナイスアシストにより、ラストの雪山のシーンでの衝撃の展開には驚きがありませんでした(フィルム・ノワールあるあるな気もしますが)。

フィルム・ノワールと言いつつも所々で挟まれるコミカルな場面。そして、この映画では男女観が度々語られますが、トリュフォーの偏屈さが垣間見れて、彼の恋愛映画を見るのが楽しみになりました。
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