兄弟のせいでギャングから狙われるピアニスト
序盤の兄弟であるシコと会話するシーンが好み。動きのあるカメラワークにラストと同じクローズアップ。お洒落な邦題と期待せざるを得ないトリュフォーのフィルム・ノワールということで先入観マシマシで見てしまった気がします。しかも、ユーネクストのあらすじがネタバレというナイスアシストにより、ラストの雪山のシーンでの衝撃の展開には驚きがありませんでした(フィルム・ノワールあるあるな気もしますが)。
フィルム・ノワールと言いつつも所々で挟まれるコミカルな場面。そして、この映画では男女観が度々語られますが、トリュフォーの偏屈さが垣間見れて、彼の恋愛映画を見るのが楽しみになりました。