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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフのnekokatzのレビュー・感想・評価

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最近の映画記録、TIFFの7日目にみた「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」のこと。
ワールド・フォーカスの一本で、スペイン映画。

ペドロ・アルモドバル監督の新作で、31分の短編西部劇である。
時代や場所はフワッとしていて明示されない。

イーサン・ホーク演ずる保安官ジェイクの町に、シルバという男がやってくる。
この二人は親友同士で、25年ぶりの再会。
ジェイクはシルバを自宅に泊めて…という導入。
「ブロークバック・マウンテン」を思い出す、クイア西部劇なのです。

この序盤、イーサン・ホークがペドロ・パスカルの後ろ姿を「いいケツしてるな…」みたいな表情で見つめたかと思うと、次のシーンでは夜明けのコーヒーを飲んでいるw。
やがて、シルバには別の意図があってジェイクに会いに来たことが分かってくる。

色んな要素を、あまり展開させずに種だけ蒔いているような30分。
大きな物語の序盤だけで終わっているような気もするが、「皆まで描かずあとは勝手に想像すればいいじゃん」という割り切った短編。

これみて脳内で二次創作を始めた人、結構いそう。
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