[] 60点
ペマ・ツェテンの遺作の一つ。チベットの山村で、飼っていた羊を9匹も雪豹に食い殺されたジンパvs第一級保護動物なので速やかに解放したい役人のバトル。ずっと羊のいる囲いの中に雪豹を入れとくと、人間が監視してるとはいえ羊の体力が先に尽きそう。雪豹の神秘性は非常に興味深いのだが、あまりにも議論が平行線な上に、同じ場所で同じ言葉を繰り返すだけなので、バイダロフかと思った。視点人物となる都会のTV局の人間は、仲間の誕生パーティを開いたり、恋人？に子豹の映像を送って可愛い～とか言ってたり、問題には全く興味がなさそうで、そういった描き方は上手いのだが、うーん、やはり苦手だなぁ。ちなみに、上映中に終始スマホ見てた通路挟んで隣の客が、Q&Aでミラーレスカメラ取り出して登壇した三人をバシャバシャ撮ってて引いた。今回のTIFFはこういうイカれた客が多い。普段はどこにいるんだ？
